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セカンドオピニオン 2
~ 最後は本人の判断で ~
主治医とセカンドオピニオンを求めた医者と意見が食い違う。どちらを信じるのか、判断が非常に難しい場合があります。患者は自分自身の納得のいくまで説明を求めなければなりません。
セカンドオピニオンを受けた結果、もう一度、主治医のところに戻り、再度説明を聞くことになります。主治医のところに行かずに、さらに、サードオピニオン、フォースオピニオンを求め、新たな”名医”を探す患者もいます。
現在の医療技術から見れば、大きな病院の診断には大差はないと思います。しかし、治療成績は各病院あるいは担当する医師によって差があります。最終的には患者自身の判断と努力がものを言うのです。
例えば、乳癌での乳房温存手術の実施率は、病院によって大きな差があります。乳癌は乳腺に発生する悪性腫瘍です。進行乳癌を除けば、外科手術が最適な治療です。ところが、手術方法の選択が問題になります。患者にとっては乳頭を温存するか、再発率などから乳頭まで切除するか迷うところです。
乳癌の進行度によって違ってきますが、乳癌の大きさが2センチ以下で乳頭から3センチ以上離れていれば、原則的に乳頭は温存します。これは、EBM(エビデンス、証拠に基づく医療)として、どこでもほぼ同じはずです。
そうでない場合、乳癌の大きさが3センチまで進行していたら、どうするのか。乳癌が乳頭から2センチしか離れていなったら、どうするのか。これは、医師によって考え方が変わってきます。再発の可能性を避けるために、乳頭まで切除することを薦める、あるいは、再発の可能性は高くなったとしても乳頭を温存する。それぞれの考え方に違いが出てきます。
乳頭を別の場所に移植しておいて、乳癌の手術後に再移植する形成外科的な方法もあります。また、乳頭を温存して乳房をすべて切除した場合、背中の筋肉を用いた乳房再建術を行うこともあります。
本院では再発可能性の危険性を避けることを最優先して治療方法を提供しています。セカンドオピニオンを求めてどうするか。最後は、患者自身の判断と努力で決まる場合もあります。
この記事は2005年4月17日現在の状況を元に作成されたものです。
その後さまざまな変化があることはご了承ください。
