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検査のインフォームドコンセント 2
~ 隔年で胃カメラを ~
人間ドックで胃の検査が必須となっています。施設によって、胃のX線検査あるいは胃内視鏡検査(胃カメラ)を選択できるところがあります。患者はどちらを選ぶべきか。断然、胃内視鏡検査をお勧めします。
胃のX線検査は造影剤の硫酸バリウムを飲んで胃のレントゲンを撮る検査法です。将来的にがんに結び付く可能性のある放射線の被曝を伴い、また、バリウムを体外排出させるための下剤服用の煩わしさもあり、欧米では、胃のX線検査はほとんど行われていません。X線検査で異常が発見された場合、必ず胃内視鏡検査を行います。X線は間接的撮影ですので、異常を発見しても、がんではなく、胃炎の病変の場合だったりするからです。
一方、胃内視鏡は、内視鏡を口から胃まで挿入して胃内部を診る検査法です。早期がんや潰瘍などを確認でき、細胞を採取して病理検査を行って確定診断できるのです。
早期がんは見えるものに発育するまでに2、3年かかります。胃内視鏡検査を毎年行う必要はありませんが、隔年に必ず実施するという習慣を身に付けておきましょう。
内視鏡挿入時に筋肉の緊張を取るために鎮静剤や咽頭麻酔、静脈麻酔の併用で挿入時の痛みを軽減させます。しかし、人によって鎮静剤で急に気分が悪くなったりする副作用があります。
また、感染症が起きる可能性はゼロではありません。ピロリ菌などが内視鏡を介して感染する症例が報告されています。患者ごとに内視鏡自動洗浄装置を使って十分に消毒に心掛けています。15分程度消毒に時間が掛かります。本院の医師の場合、4本の内視鏡を使って午前中に20人ほどの患者を診察します。当然、生検鉗子などは使い捨てです。
胃内視鏡検査は胃がんの早期発見のために、隔年ごとに受診すべき検査です。長いつきあいになるのですから、熟練度とともに内視鏡の消毒などについて十分説明してもらいましょう。
この記事は2005年5月8日現在の状況を元に作成されたものです。
その後さまざまな変化があることはご了承ください。
