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検査のインフォームドコンセント 8 MRI
~ 利益とリスクを比べる ~
CT(Computed Tomography=コンピューター トモグラフィー)はX線CTとも呼ばれています。X線とコンピュータを用いて身体の輪切り画像(断層像)を撮影して検査します。トモグラフィーとは断層像を撮影する装置や方法を指します。
集団検査で使われる胸部X線撮影では、調べたい部分をすべてカバーするX線を当て、透過してきたX線をフィルムに感光させます。初期肺がんなど小さい場合はぼんやりした画像で、見落としてしまう場合があります。CTは鮮明な画像が得られ、患部の輪切り画像を狭い間隔で何枚も撮り、病巣の広がりを確定して切除範囲を決定できます。
また、脳や肝臓など中身が詰った臓器では特にCTが威力を発揮します。
CTは約30年前に英国で開発され、画像診断を飛躍的に進歩させたため、特に日本国内の病院、診療所などにほぼ整備されています。15年ほど前から立体CTが開発され、さらに詳細な画像を短時間で撮影できるようになっています。
CTの危険性は皆無ではありませんが、カテーテルなどを使った検査と比べ、比較的安全とされています。
水溶性ヨード造影剤を使用しますのでアレルギー反応(薬剤アレルギー)が起きる場合があります。その中でも特に症状が激しく、意識障害、呼吸困難などが短時間で起こり、生命にかかわるアナフィラキシーショック(急性薬剤アレルギー)は、CT検査10000例で1,2例程度起きるという報告があります。
アレルギー反応の予知は非常に難しく、過去にアレルギー反応を経験した薬剤、症状などを記録して、問診の際、詳しく話すようにしましょう。
X線撮影での被爆については議論があるところです。当然、将来的な被爆リスクは生じます。むやみにCT検査を受けるのではなく、CT検査を受けて得られる利益がリスクを超えているかどうか、十分な説明を受けるべきでしょう。
この記事は2005年6月12日現在の状況を元に作成されたものです。
その後さまざまな変化があることはご了承ください。
