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検査のインフォームドコンセント 12 めまい
~ 他の症状伴えば注意 ~
めまいは平衡感覚が障害されて起きます。めまいは症状であって、病名ではありません。めまいという症状だけでなく、手足の麻痺、意識が欠落するなどの他の症状を伴った場合は、生命にかかわる脳梗塞などの脳血管障害、まれに脳腫瘍などが潜んでいる可能性もあります。早急に脳外科、脳神経内科でCT、MRI、MRA検査を受けてください。
回転性めまい、耳鳴り、難聴の症状が起きるメニエール病が有名です。それ以外にも内耳性のめまいは多く見られます。メニエール病以外の良性発作性めまいは疲れを癒やし、ストレスを避け、休息を十分取れば、放っておいても治る場合が多いようです。あまり、心配なさらずに気楽に考えたほうがいいでしょう。
メニエール病は、耳の奥にある内耳という器官のリンパ液が異常に増えるために起きます。原因は分かっていません。利尿剤、ビタミン剤、脳循環改善剤などを使って緩和のための処置をしますが、治ることはありません。回転性めまいを繰り返し、難聴が進んでいきます。本院でも年間10人程度を診察しています。現在のところ、根拠に基づく治療はありません。ですから、副作用のない緩和治療を行い、患者自身が十分な休息を取るなどして、症状を遅らせる対症療法しかありません。あまりにひどいめまいが続く場合、内耳を破砕する手術をします。その代わりに聴力を失ってしまいます。
めまいにはぐるぐる回る、ふらふらする、雲の上に乗っているようにふわふわする、くらっとするなどさまざまなタイプがあります。貧血、低血圧、甲状腺ホルモン異常、ストレス、肩こりなども原因の一つです。MRI、MRA検査で異常がなく、不整脈等心疾患もなければ、「めまい」だけでは生命にかかわる病気を疑うことはありません。
検査しても何らかの病名が付かない場合もあります。日常生活に不具合が生じますが、納得して付き合っていくしかないのかもしれません。めまいや耳鳴りなどをあまり心配する必要はありません。
この記事は2005年7月17日現在の状況を元に作成されたものです。
その後さまざまな変化があることはご了承ください。
