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検査のインフォームドコンセント 15 総合受付
~ 詳しく症状を伝える ~
どこで受診してもらえばいいのか。多くの初診患者はそんな疑問を持ちます。大学病院に行きますと、第一内科、第二外科などとナンバー(番号)による診療科を付けて呼ばれているところがあります。1893年の講座制導入で、東大医学部に定められた内科学第一、二、三講座、外科学第一、二、三講座に由来して、付属病院の診療科が設置された時、ナンバー診療科とされ、全国の大学病院も右へならえとナンバー診療科としました。実際は、教授の専門分野別などで診療科は分かれているのですが、一般には非常に分かりにくいようです。
現在では大学医局でもナンバー診療科を外しているところが多くなっています。本院では内科の場合、膠原病内科、血液内科、消化器内科、呼吸器内科、腎臓内科、糖尿病内分泌内科、循環器科など臓器別の専門外来として編成しています。
初診患者がどこを受診したらいいのか分からない場合、まず、総合受付の相談員と話してもらいます。師長クラスの看護師が相談員となり、病気の種類を突き止め、専門外来を紹介するようにしています。
専門外来はほとんど臓器別ですが、膠原病内科のように原因不明の自己免疫病という特殊な疾患を扱っているところもあります。
一般には分かりにくい膠原病内科について説明します。リウマチが代表的な膠原病として知られてます。全国に100万人を超えるリウマチ患者について専門病院が多くありますが、リウマチ以外の自己免疫疾患を専門にする診療科は非常に少ないのです。
全身性エリテマトーデス(SLE)、全身性強皮症、皮膚筋炎、多発性筋炎、混合性結合組織病、唾液の分泌が少なくなるシェーグレン症候群など多くの膠原病があります。それぞれの疾患を正確に診断し、免疫抑制剤などを使って症状を緩和するための治療を行っています。
患者が複合的な症状を訴えるため、膠原病の診断を付けて、病名を特定するのは非常に困難な場合があります。
膠原病に限らず、医者にとって患者の病気を正確に診断するのは慎重にならざるを得ません。まずは、患者自身で自分の症状を詳しくメモして、総合受付で相談してください。
この記事は2005年8月7日現在の状況を元に作成されたものです。
その後さまざまな変化があることはご了承ください。
