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薬のインフォームドコンセント 4 薬剤情報提供書
~ 服用する前に読んで ~
1996年4月以降、薬をもらう時、必ず「薬剤情報提供書」が渡されるようになりました。保険適用ですので、病院、薬局の無料サービスではありません。患者が支払う医療費に含まれています。もし、情報提供書をもらえない時には、問い合わせてください。
まず、もらった薬の中身と情報提供書を見比べてください。本院の場合、処方箋1万枚について1件のミスが出ています。服用する前に確認する習慣をつけましょう。
さらに、どんな薬か知っておく必要もあります。薬に関するさまざまな情報が書かれているはずです。いまのところ、病院、薬局など、その情報の中身は千差万別で統一が取れていません。
本院の場合、処方薬剤について薬袋に本人の名前、1日何回、食前、食後などの「服用方法」などを記してあります。
情報提供書には「薬の名前」、「薬の写真」、1ミリ錠、10ミリ錠など成分量を示す「規格」、「効能」、「副作用」、服用後には眠くなるので車の運転は避けましょうなど「生活上の注意」などの項目を入れています。
名前が全く同じでも、10ミリ錠、20ミリ錠など「規格」が違えば、効果だけでなく、副作用が違っている場合もあります。間違えやすいところでもあり、特に注意して確認してください。
副作用について、本院では、すべてを記載していません。すべてを説明すると非常に多くなってしまうことと、患者が過剰に不安を持ち、服用しなくなってはいけないという配慮から、特に重大な副作用のみを説明しています。ただ、薬は時と場合によっては、大きな副作用を生み出すことを忘れてはいけません。
情報提供書の中身については病院全体で話し合いをして決めています。診療科ごとに文書を変えて記載している薬品もありますが、外科、内科、眼科、耳鼻科など診療科目によって患者に対する配慮の姿勢に温度差があるのも事実です。
情報提供書で十分かと言えば、そうではありません。中身をどれだけ詳しくするのか。意見が分かれるところです。今後、改善の余地があり、議論をしていかなければなりません。
最近では、病院や薬局でもらった薬について詳しく説明した書籍が出されています。薬の効能や副作用、相互作用などが分かります。インターネットでも多くの情報が得られます。もし、情報提供書のみで不安ならば、このような書籍に当たってみることも重要です。
この記事は2005年9月18日現在の状況を元に作成されたものです。
その後さまざまな変化があることはご了承ください。
