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薬のインフォームドコンセント 6 副作用
~ 併用禁忌にも注意 ~
薬の副作用として皮膚障害がよく知られています。もし、蕁麻疹などが発現したら、すぐに薬の服用をやめて主治医、皮膚科の専門医に相談してみてください。
重篤な副作用として「スティーブンス・ジョンソン症候群」があります。100万人当たり、年間1人から6人が発症すると言われていますので、発症率は非常に低いのですが、全身の皮膚と粘膜に炎症が起こる病気で死亡例もあります。皮膚症状改善した後も眼や呼吸器官などに障害を残すこともあるなどやっかいな病気です。
原因となる薬は抗生物質製剤、解熱鎮痛消炎剤、抗てんかん剤、痛風治療剤、緑内障治療剤、高血圧治療剤など多くの種類の薬で発症することが報告されています。投与前にアレルギーなどの症状がある場合、患者は医師に十分に説明すべきです。抗生物質などの投与を受け、具合が悪くなりましたら、すぐに適切な治療を受けるようにしてください。
薬の相互作用にも注意しなければなりません。全く違う部位に効能がある薬でも、同時に服用することで重篤な事態を発症させることがあります。これを「併用禁忌」と呼んでいます。
1994年9月、帯状疱疹などに効能がある抗ウイルス剤ソリブジンが発売。その直後の10月に、ソリブジンは回収されてしまいました。15件の死亡例が確認されたからです。ソリブジン薬害と言われたのですが、実際には使用法さえ徹底していれば被害者が出なかった、とされます。ソリブジンは抗癌剤などの特定薬物との併用について避けるよう「使用上の注意」が記されていました。死亡例はすべて相互作用によるものです。
話題になった勃起不全治療薬バイアグラを心臓病でニトログリセリンを服用している人が使用して、死亡したことがありました。マスコミ等で何度も併用禁忌を呼び掛けたのですが、致死するとは思わなかったのでしょうか。緑内障の患者が胃の内視鏡検査前に胃腸の動きを止めるための鎮痛・けいれん止めの薬を服用すると、急に眼圧が上がるなどの発作を起こす可能性が指摘されています。その他にも重篤な副作用、相互作用があることを承知しておかなければならない薬はたくさんあります。
医者がすべてを知っているかというとそうではありません。医者はすべての薬を頭にたたき込んでおかなければなりませんが、非常に困難です。患者自身が薬を服用する際、副作用、相互作用に注意することを忘れてはいけません。
この記事は2005年10月2日現在の状況を元に作成されたものです。
その後さまざまな変化があることはご了承ください。
