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手術のインフォームドコンセント 2 施設基準(2)
~ 病院ごとに得意分野 ~
それぞれの病院がどんな手術を多くやっているのか。静岡社会保険事務局(静岡市)を訪ね、情報公開の手続きを行い、施設基準の届け出医療機関名簿で病院名、手術件数を調べることができます。ただし、具体的に知りたい、実際の病名まで親切に教えてくれるわけではありません。
例えば、年間50例以上の手術件数が必要な「頭蓋内腫瘤摘出術等」を行っている病院名を調べてみます。申請から1ヵ月ほどで受け取った名簿では病院名、病床数、症例数などが書かれていました。県内23病院が届け出ていることが分かります。本院では163例、静岡てんかん神経医療センター85例、西島病院(沼津市)77例、聖隷浜松病院70例などと続いています。しかし、それぞれの病院では事情が大きく違います。
ここで「等」と書かれていることに注目しなければなりません。
「頭蓋内腫瘤摘出術等」には「頭蓋内腫瘤摘出術、頭蓋内腫瘍摘出術、経鼻的下垂体腫瘍摘出術、脳動脈瘤被包術、脳動脈瘤流入血管クリッピング、脳動脈瘤頸部クリッピング、広範囲頭蓋底腫瘍切除・再建術、定位脳手術、顕微鏡使用によるてんかん手術、脳刺激装置植込術、頭蓋内電極植込術、脊髄刺激装置植込術、脳神経手術(開頭して行うもの)」。「等」を数えてみると、13の手術名が含まれるのです。
一般的に頭蓋内の疾病と言えば、大きくは「脳動脈瘤」、「脳腫瘍」、「てんかんその他」の3分野に分かれます。それぞれの病院で得意とする分野は違っています。本院では脳動脈瘤頸部クリッピング術と頭蓋内腫瘍摘出術が大部分ですが、静岡てんかん神経医療センターではてんかんに関係した手術が多いことが予測できます。
まず、情報公開で手に入れた名簿を基に3分野のうち、どの疾病なのかを調べ、近くにある専門病院を探すことです。手術成績はそれぞれの病院のホームページで調べることもできます。
その後、病院を訪ねて、執刀医が誰であり、手術成績がどうなっているのかなど詳しく聞くべきです。手術成績など納得できましたら、手術方法や手術適用かどうかなど聞きます。さらに、念のため、他の病院でセカンドオピニオン(第2の意見)を求め、納得した上で最初に詳しく説明をしてくれた病院で手術を受けるかどうか決めるべきです。
この記事は2005年12月11日現在の状況を元に作成されたものです。
その後さまざまな変化があることはご了承ください。
