AED(自動体外式除細動器)の使い方
皆さん、自分で携帶電話をかけることができますか?おそらく多くの人がうなずかれることでしょう。一度使いだすと“もってくるの忘れた!”という時には不安にさえなりますよね。携帶電話は生活必需品と言っても過言ではないかもしれません。医療の現場にも、携帯電話に匹敵するような器械が最近活躍をはじめました。それがAED(自動体外式除細動器)です。
なぜ最近なのかというと、日本でAEDが販売されるようになったのは1990年後半からですし、医療従事者だけではなく一般の方々も使用可能となったのは2004年7月からなのです。携帶電話に匹敵するほどの活躍をするAEDとは何者かご存知ですか?難しいことを言う前に、実際の使用手順をみてみましょう。
(1) 誰かが倒れています。そばで介抱している人があなたに頼みました。「AEDをもってきてください」
(2) あなたは《あっ!そこにあったはずだぞ》とAEDのおいてある場所を思い出し、急いでとりに行きました。
(3) もどると、さっきあなたにAEDを持ってくるよう頼んだ人が心臓マッサージや人工呼吸をしています。あなたはAEDのふたを開けます。
(4) AEDにはいくつか種類がありますが、どの器械も共通して“おしゃべりをする”という特徴があります。器械が次に何をしてくださいと指示をしてくれるのです。もし器械がしゃべらない時には、1と大きく書かれたボタンを押してください。必ずしゃべりだします。
(5) 手のひら大のシールを2枚倒れている人の胸にはったり、ボタンを押したりすべて器械の言う通りにおこないましょう。
(6) 電気ショックを行うことにより、うまく動けなくなっていた心臓がまた元どおり動き出すかもしれません。
AEDは心臓突然死を防ぐための治療機械です。
さあ、あなたもAEDで誰かの命を救うお手伝いをしていただけませんか?
救急診療科 准教授 奥村 澄枝
