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妊娠高血圧症候群について
妊娠高血圧症候群について
産婦人科医師 古堅 善亮
妊娠高血圧症候群(PIH)という病気があります。
これは以前は妊娠中毒症といわれていて、妊娠後半期に血圧が上昇する病気です。その他、尿に蛋白がでたり、前進がむくんだりすることもあります。
原因はまだわかっていませんが、妊娠中に急激に血圧が上がると胎盤の働きが悪くなり、赤ちゃんの発育が障害されたり、赤ちゃんの状態そのものを悪くすることが知られています。時には母親の脳出血や腎臓の障害を引き起こすこともあり、昔は母体死亡の原因の第1位でした。
血圧を下げる薬にも反応が悪く、早く分娩させる事が最も確実な治療法です。予防法としては、塩分を取りすぎないこと、体重を増やしすぎないこと、無理しすぎないことなどがいわれています。
特に肥満で妊娠中毒症が起こりやすいことが知られているため、妊娠中の体重増加は、標準的な体重のひとで7~10kgが目安とされています。もっとも重要なことは、とにかく早く発見して悪くなりすぎる前に手を打つことにつきると思います。
