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母乳育ちの赤ちゃんの体重の増え方
現在母子健康手帳に記載されている乳児発育曲線のほとんどは、人工栄養児や混合栄養児も含めたデーターに基づいて作成されています。
母乳育ちの赤ちゃんと人工乳育ちの赤ちゃんは少し体重増加のパターンに違いがあります。そのため、母乳だけで育っている赤ちゃんのお母さんは、母乳栄養児の標準的な発育パターンを理解しておく必要があります。母乳栄養児の発育パターンについてはWHO/ユニセフから指標が示されています。 今回はそのあたりから学習しましょう。
母乳だけで育てられている赤ちゃんの標準的な発育パターン
※生後2~3週までに出生体重に戻る。
※生後6ヶ月までは1日の体重増加は18~30g、
1週間の体重増加は125g以上
1ヶ月で500g以上、
生後5~6ヶ月で出生体重の2倍、
1年で3倍でよいとされています。
WHO/ユニセフより
表1は赤ちゃんが生まれてから2週間位の体重の伸びを示しています。赤ちゃんは最初、人工乳育ち母乳育ちにかかわらず、生まれてから2~3日後までに8~10%の生理的体重減少といって、どの赤ちゃんも体重が減ります。(3000gで生まれた赤ちゃんなら270~300g程度の体重減少があります)
ですから赤ちゃんの体重を考えるとき、この生理的体重減少を考えて体重の増加を見てみましょう。当院で生まれた赤ちゃんの場合は母子健康手帳に、赤ちゃんの最低になった体重の記載がしてあります。これをみて1ヶ月健診時や乳児健診時の体重を評価してみるのもよいかと思います。このことをよく理解されていると、「うちの子体重の増えが悪いのかしら?」「母乳の出が悪いのかしら?」などの悩みが少し楽になるかもしれません。
しかし赤ちゃんの発育状態を評価する指標は体重以外にも身長、頭囲、赤ちゃんの一般状態がよいかなども重要です。心配なときは専門家への相談をお勧めします。
