眼科
当科では、白内障手術や緑内障手術、網膜、硝子体手術のみならず角膜移植手術にも力を入れてきました。
平成13年4月1日より、浜松医大、静岡県立総合病院と並んで、静岡アイバンクの3大拠点病院の一つとして、静岡県東部地区において重要な役割を担うこととなりました。
最近当科で特に力を入れているのが加齢黄斑変性症の診断と治療です。
初発症状は視力低下、変性症(ゆがみ)、小視症(小さく見える)などであり、50歳以上の方にこれらの症状が突然出現したら要注意です。
加齢黄斑変性症は欧米では中途失明原因の第1位であり、わが国でも最近特に増加しています。
当科では従来のフルオレセイン蛍光眼底造影検査に加え、インドシアニングリーン蛍光眼底造影検査、光干渉断層計(OCT3000)などの最新の検査機器を用いて診断を行い、適応であれば積極的に原因である脈絡膜新生血管の抜去術を行っています。
当科の脈絡膜新生血管抜去術の治療成績は術後2段階以上の視力改善43.8%、不変37.5%であり、放置しておくと大部分の症例は悪化することを考えると良好な結果を得ています。
今後平成16年春認可予定の光線力学療法(PDT)を加えて、患者様に最もふさわしい治療法(オーダーメイド医療)を提供したいと考えています。
また当科は急性緑内障発作、網膜剥離、外傷など特に緊急性を要する眼疾患を有する患者様に対しても、昼夜を問わず積極的に受け入れる体制を整えています。
セカンドオピニオンも大いに歓迎いたします。何か眼のことでお悩みの事がありましたら遠慮なくご相談ください。
角膜移植希望患者様のご紹介をお待ちしております。
患者様へ
当科においては、患者さまの視点に立った医療を心がけています。
担当医師は患者さまに対し、患者さまの身になって、わかりやすい言葉を用いて、患者さまの病気について説明をさせていただきます。
何か眼についてお悩みがございましたらぜひ御相談下さい。
外来における診療体制
外来は午前の一般外来と午後の専門外来があります。専門外来は予約制ですが、一般外来は予約の必要はありません。
一般外来は通常三診で行なっており、また視能訓練士(0RT)も四名常勤しており、より精密な検査と正確ならびに迅速な診断とに努めています。
本院からも教授以下スタッフが定期的に来院して専門外来を行なうことにより、本院と同等の診療レベルを維持することに努めています。
ゴールドマン視野検査等の緑内障検査、斜視、弱視検査、蛍光眼底造影検査等の精密検査目的のご紹介も受け付けております。
手術の適応がある患者さま、あるいは入院を必要とする患者さまは、科長以下スタッフが必ず診察し、治療方針を決定します。
ご紹介を頂いた患者さまには、初診当日に診断、治療方針を確定し、ご紹介元にご返事するように努力しています。また、紹介患者さまは病状が落ち着き次第、必ずご紹介元へお返しするよう心がけています。
白内障手術は患者さまのご希望により、日帰り手術、入院による手術の両方を受け付けております。
入院における診療体制
眼科病床数は22床で、病棟は3B、5C、9A病棟です。
手術日は、水、木、土の週3日で、平成15年度の手術実績は、白内障が930件、網膜、硝子体に対する手術が371件、緑内障38件、角膜移植12件などで、手術総数が1446件でした。
ご紹介頂いた患者様は、原則として科長以下スタッフが執刀し、術後はできるだけ早くご紹介元に患者様をお返しして密度の高い医療連携を目指しています。
また外傷、網膜剥離等緊急を要する疾患には、即時対応できるように心がけています。
