耳鼻咽喉科
当科は、伊豆地区の耳鼻咽喉科分野の病気におかかりの患者様において、クリニックや診療所では治療困難な、手術や集中的な治療が必要な疾患の治療に力を注いでおります。
現在約半数の手術を鼻副鼻腔の手術が占めており、これには治療薬の進歩に伴い疾患の病態も変化していることが考えられます。
現在国民病とも言うべきアレルギー疾患(アレルギー性鼻炎)は増加の一途をたどっており、若年発生の傾向があり、小児にも増加しています。また副鼻腔炎(蓄膿症)もアレルギーの関与で難治症例は増加してきております。

治療は多種多様の治療薬が開発され、患者のニーズに応えるべく内服回数の減少、副作用の軽減等の試みがされています。また日帰り手術でのレーザー治療も多くの施設で行われており技術も進歩してきています。当科でも非接触型のアルゴンプラズマレーザーを使用し高い効果をあげており患者のニーズにあった治療と考えられます。
しかし治療薬、レーザー等に抵抗性の重症症例も少なからず存在し、症状により生活のクオリティーが大幅に低下する例も認められ、簡便な治療からより徹底した治療もニーズとして求められてきています。
当科では治療に抵抗性の重症症例には鼻のアレルギー反応をつかさどる鼻粘膜の神経自体を遮断し、永続的にアレルギー反応を抑制する後鼻神経切断術を行っています。東京の順天堂医院でも行われている術式であり、当科での統計では、アレルギー性鼻炎の最重症の症例の術後の満足度は98%と高い評価を得ております。長期通院、内服でお困りの方、内服でコントロール不良の方、是非一度ご相談下さい。
また、耳の手術に関しては、慢性中耳炎の患者様へ低侵襲の鼓膜形成術を取り入れており、ご相談に応じて短期入院や局所麻酔での治療も可能です。他に、難聴の方への聴力改善手術や、真珠腫性中耳炎に対する鼓室形成等幅広い疾患の治療が可能です。
また睡眠時無呼吸症候群の改善手術から耳下腺、顎下腺、甲状腺、咽喉頭における腫瘍等の頭頸部領域も数多く手術を行っております。
また、日帰り手術として、病状にもよりますが副鼻腔炎(蓄膿症)の内視鏡下副鼻腔手術や、アレルギー性鼻炎にレーザー手術、頚部の皮下腫瘍摘出術、鼓膜チューブ留置術、声帯ポリープのファイバー下手術、睡眠時無呼吸の外科的治療、口腔内唾石摘出術等を行っております。
当科では患者様にとって、手術治療がより身近で、改善を実感できる治療となることを目標としております。

