泌尿器科 診療の特徴
動脈内抗がん剤注入放射線療法
浸潤性膀胱がんに対する標準的な治療は、膀胱全摘除術です。しかし、膀胱全摘除術は侵襲的な手術であり、高齢であったり、併存疾患が多い患者様では選択しにくいことがあります。そのような患者様に対しては、動脈内抗がん剤注入放射線療法が選択可能です。
まず、膀胱内の腫瘍(がん)を内視鏡で可能な限り切除します(TUR-Bt)。残存する腫瘍を少なくして、抗がん剤や放射線を効きやすくするためです。抗がん剤は、動脈内に直接注入しています。治療のたびに毎回動脈に点滴針を入れるのは大変なので、はじめにリザーバー(ポート)を下腹部の皮下に埋め込み、その先のカテーテル(細い管)を動脈内に留置します。
抗がん剤を注入している様子
皮下のリザーバーに針が留置されている様子
実際の治療は、抗がん剤(ピノルビン、シスプラチンなど)を点滴で動脈内に注入しながら放射線照射をします。当科ではこのような治療を4週毎に2コース繰り返し、良好な成績を得ております。
ポート造影
